どうも!シドニー在住フロントエンドエンジニアのワタです。
今日はエンジニアの海外での年収について解説します。海外といっても、僕が働いている国オーストラリアのものになります。
オーストラリアは、現在、国として資源国からの脱却を掲げ、IT分野に注力しています。まあ、今となっては、どこの国もIT分野に注力しているでしょうが。そんな中、オーストラリアではエンジニアが圧倒的に足りていません。こちらも世界的な問題でしょう。ですので、急成長のテックスタートアップ(ベンチャー)などは、ビザも引越しもサポートし、高給を用意して世界中からテックタレントを集めることに必死です。
今日は、そんな海外オーストラリアのエンジニアの年収相場について紹介します。
Contents
【エンジニアの海外での年収】情報のソースと前提条件
情報のソースは、日々受け取るリクルーターからの仕事の紹介メール、求人サイト、エンジニアやリクルーターをしてる友人といった感じです。
ちなみに、僕自身は2019年現在オーストラリアのシドニーで、3つ目の会社でフルタイムのフロントエンドエンジニアとして仕事をしています。
日本では年収を語る際に、よく何年目で年収いくらですと言いますが、こちらでは終身雇用制などないので、何年目でいくらということが非常に難しいです。経験年数は関係なく、募集しているポジションの業務ができるかどうかで判断されます。仕事の経験年数3年のシニアエンジニアもいれば、15年のシニアエンジニアも存在します。
また、当然の事ながら、扱うプログラミング言語により多少前後してきます。
ですので、ざっくりとしたポジションごとに年収を紹介しておきます。
【エンジニアの海外での年収】フルタイム(正社員)エンジニアの年収
まずはフルタイムのポジションから紹介していきます。フルタイムとは日本でいう正社員のことで、年に4週間の有給休暇、10日間のsick and carer’s leaveが含まれます。
- Junior software engineer: 400万円 ~ 700万円
- Mid-level software engineer: 700万円 ~ 1200万円
- Senior software engineer: 1200万円 ~ 1500万円
- CTO and Tech Lead: 1500万円 ~
ポジションは、上から下に上がっていきます。
Software Engineerというと、大抵フルスタックのエンジニアです。フロントエンド、バックエンドと分けたポジションもたくさんありますが、給料は上記と同じような感じです。
僕と同じプログラミングスクールを卒業した友人は、三年でシニアレベルに到達し、年収は1200万円を超えていました。ちなみに、一人とかではなく、何人もいます。
【エンジニアの海外での年収】コントラクト(契約社員)の年収
コントラクトとは、日本でいう契約社員です。
日本では、契約社員と聞くとあまり良い印象はないかもしれませんが、こちらオーストラリアではそんなことはありません。上昇志向の高い人ほど、コントラクトを選びます。なぜならコントラクトの方が、基本的に給料が高くなるからです。だいたい相場として、フルタイムの1.3倍からの1.5倍になります。フルタイムで、年収1000万円の人が、一年契約のコントラクトに移れば、年収は1500万円になるということです。
なぜ高くなるかと言えば、半年や一年後の契約期間終了の頃には転職活動をしなければいけないからです。やはり転職活動とは、それなりにストレスがかかることです。
一方で、企業側からしても、産休をとる社員の代わりや、大きな新規プロジェクトの間だけ従業員を雇うことができるので、都合が良いわけです。
僕も、次の転職機会あたりからコントラクトを考えているところです。
コントラクターの場合は、当然ながら即戦力が求められますので、Mid-level 以上となります。そして、コンタラクターの場合は、年収ベースではなく、デイリーレートで募集されることが多いです。そして、有給などは当然ついてきませんので、年収換算は、以下のようにしています。一ヶ月は無給で休みをとる前提です。
年収換算の式:Day rate x 20day/month x 11month/year
- Mid-level: 4万から7万円/day => 年収換算 880万円から1540万円
- Senior-level: 7万から10万円/day => 年収換算 1540万円から2200万円
如何でしょうか。コントラクトの方が給料は高くなります。一年ほど契約社員として働き、数ヶ月の長期休暇をとり、また契約社員として働くを繰り返しているエンジニアもたくさんいます。オーストラリアの労働環境は良いと有名ですが、そんなオーストラリアの中でもエンジニアの働く環境は、相当良いわけです。僕自身も身をもって感じています。
【エンジニアの海外での年収】まとめ
以上のように、海外オーストラリアは世界的に見てもエンジニアの給料が高い国です。そして現在はエンジニア不足が深刻ですので、海外で働くことに興味のある方は、オーストラリアへの海外転職を考慮してみては如何でしょうか。【現役海外在住エンジニアによる】エンジニアとして海外移住を狙うためのロードマップという記事も書いてますので、よかったら読んでみてください。
上位の経営層はどうか分かりませんが、プロダクトを開発するエンジニアレベルだと、協調性があり、仕事に責任感のある日本のエンジニアは、もっともっと世界で活躍できそうな気がしてなりません。
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