こんにちわ!シドニーでフロントエンドエンジニアとして働いているワタです。
今日は、「初心者がプログラミングを独学し就職するのは無理?というか、かなり辛いのが現実ですよ」という辺りを解説します。
この記事の対象者は、プログラミング未経験もしくは初心者だけど、エンジニアに就職、転職を考えている方向けに書いています。30代で、営業からエンジニアに転職した僕自身の経験を踏まえ解説していきます。
Contents
未経験者がプログラミングを独学して転職するのはかなり厳しい
2014年頃、僕自身、営業職として働いていた頃に独学を開始しましたが、相当に苦労した記憶があります。仕事終わりの疲れた頭で、全くの新しい分野であるプログラミングを学習するのは正直、かなりキツかったです。
例えば、今週末はドットインストール のこのシリーズを終わらすぞという勢いで勉強を開始するも、些細なバグで一日潰れ、落ち込むということが何度もありました。今となってはあり得ないようなバグです。当初の学習計画はどんどん後ろにズレていき、このままではいつまで経っても転職できないなと感じ、スクールに行くことにしました。
僕が感じた、プログラミングの独学を難しくする主な理由は以下の3つです。
- 完全未経験だとプログラミングの何の型もないため、しょうもないバグに長時間を費やし時間を無駄にする。つまり学習効率が悪すぎる。
- 孤独な学習となり挫折しやすい。
- 転職、就職のプレッシャーに負ける。
それぞれ見ていきましょう。
【無理1】未経験者はプログラミングの何の型もないため、バグに長時間を費やし時間を浪費する
センスのある方は問題ないかもしれませんが、僕はダメでした(これでも理系院卒です)。プログラミング学習の最初の1ヶ月は、単なるタイポやファイルのインポートすら難しく感じ、相当につまずきました。便利なツールの存在など知る由もなく、タイポがないか、自分の目でラインごとに必死に確認していました。笑
プログラミング学習の初期の初期は「バグの見つけ方など基本的な学び方が分かってない状態」なのです。このあたりをスクールに行けば、エンジニアの講師と共に効率良く学ぶことができます。
【無理2】孤独な学習のため挫折しやすい
プログラミング学習とはそもそも孤独なものです。しかし、プログラミング学習の初期は、わからないことが多すぎて独学だとプログラミングを楽しめないと思います。
僕自身プログラミングに対して興味はあったのに、「プログラミング楽しいわ」と感じるまで半年ぐらいかかりました。スクールに行っていなかったら、楽しいと感じるレベルに到達する前に、プログラミングの学習をやめていたと思います。
【無理3】転職、就職できるのかと何度も不安になる
ただ趣味でやっている場合は別ですが、プログラミングを学習し、エンジニアとして転職、就職を狙っている場合には、様々な不安が襲ってきます。僕は、ちょうど30歳の時に転職したので、年齢のプレッシャー、給料がなくなるプレシャーがあり、早く転職しなければという強い焦りを感じていました。
また、どこまでやったら就職できるレベルなのか、独学だけでは検討もつきませんでした。日本人は自分に厳しすぎるので、完璧を求めないことが大切です。
お金はかかるが確実にプログラミングスクールがおすすめ
完全未経験者、初心者がプログラミングスクールに通う大きなメリットは3つあります。
- 短期間で一人で独学できるようになるスキルが身に付く
- プログラミング仲間を見つけることができる
- 就職、転職サポートを得られる
それぞれ見ていきましょう。
【メリット1】短期間で一人で独学できるようになるスキルが身に付く
物事には、型というのが存在します。プログラミングスクールに通う大きなメリットの一つに、プログラミングの型を効率よく習得できるというのがあります。プログラミング学習の初期段階に型を身につけることで、その後の独学もスムーズに行うことができるでしょう。つまり、実際のスクール期間のみならず、スクール終了後の学習にも効果があります。
独学中にバグや疑問点に直面すると、グーグル検索すると思いますが、初心者のうちはプログラミング関連の語彙力も不足していることから、そもそもどうやって検索したら良いかわからない状態、もしくは的違いなキーワードで検索してしまい、多くの時間を無駄にしてしまいます。
【メリット2】プログラミング仲間、質問できる人を見つけることができる
プログラミングだけではなく、最近流行りの筋トレでも、資格の勉強でも、同じ境遇の仲間や質問できる人が周りにいると継続しやすいです。お互いに助けあうことが出来るからです。
プログラミングは、日々がバグ(エラー処理)との戦いであり、つまづくのがあたりまえなのです。そんな時に一人だと、どうするのでしょうか?
初心者だと、エンジニアの中では有名なサイト、stackoverflowなどのフォーラムに質問するもの難しいでしょう。独学し、バグにハマり過ぎて挫折するのがよくあるパターンだと思います。
そんな時に仲間やその道のプロが周りにいれば、質問し効率よく学べることができます。
【メリット3】就職、転職サポートを得られる
何度やってもそれなりに億劫なのが、就職、転職活動です。なかなか動き出せない人も多いのではないでしょうか?僕の周りにも、現在の会社の不満ばかりいってるのに、なかなか動き出せない人がたくさんいます。それは、動き出すのが怖いからではないでしょうか。その恐怖の原因は、先が見えていないことが大きな要因だと僕は思います。
考えれられる転職に付随する恐怖の原因は以下の通りです。
- 内定もらえるのか心配
- どの程度、履歴書や、ポートフォリオを準備するべきかわからない
- 就職するために、最低どのレベルのプログラミングスキルが必要なのかわからない
僕もこれまで、日本国内、海外含め、6回程度転職していますが、それでも、転職活動を開始する時は、それなりに面倒ですし、精神的な負担となります。現在の会社の仕事をこなしながら、昼休みや5時以降に面接を入れたり、週末にコーディングテストの準備をしたりと。それでも、僕はこれまで100社以上の面接を経験しているので、選考の流れや、どんな質問が来るのか、どの程度の準備をしたら良いかなど、わかっています。そんな僕でも、それなりに転職活動というのは怠いものです。
この精神的にキツイ転職活動の時期でも、スクールに通うことにより専門のカウンセラーから転職のサポート、アドバイスをもらえるのはかなり大きいです。逆に、転職サポートが付いていないスクールは絶対にオススメしません。
現役エンジニアの僕がオススメするプログラミングスクール
以上のポイントを踏まえ、エンジニアの僕が分析したオススメのスクールを【現役エンジニアが分析】おすすめプログラミングスクール3社で詳しく解説しています。
参考にしてください。
「プログラミングスキル」という表現は適用範囲が広すぎるので注意
特に未経験のうちは「プログラミング スキル」などのキーワードでネットで情報を検索するかもしれません。しかし、これは上手い検索の仕方とは言えません。
皆さんが、「プログラミングスキル」と検索する時には、プログラマーやエンジニアとして仕事を得るために必要なスキルを知りたいという場合が多いでしょう。
そのためには、自分のつきたいポジションのタイトルに絞って検索する方が効率的です。
まずは、プロダクト(WEBサイト、ソフトウェア)開発に関わってくるメンバーを簡単に整理しましょう。それぞれ簡単に説明していきます。
- アートディレクター:デザイン側の品質管理の責任者。クライアントとのコミュニケーションも担当
- ウエブデザイナー:ウエブのデザイナー。簡単なHTML、CSS、 JavaScriptもかけたりする
- フロントエンドエンジニア:HTML、CSS、 JavaScriptがメインの開発者。バックエンドも少しできたりする
- バックエンドエンジニア:データベースデザイン、APIの開発。フロントエンドも少しできたりする。
- デブオプス:バージョンコントロール、デプロイ、ビルド、サーバーのテストなどを担当する
- ITサポート:パソコンやプリンターなどハードウエアセットアップ更新アド。プログラミングはしない。
- SEOスペシャリスト:その名の通りSEOの専門家。ページのターゲットキーワードを設定したり、競合サイトを分析したり。
プログラミングスキルというキーワードで検索すると、上記のポジションタイトルの内、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、デブオプスの3つのポジションのスキルを検索することになります。必要となるスキルも膨大となり、特に初心者のうちは何が本当に必要なスキルなのか、混乱してしまうでしょう。
ということで、自分の興味のあるポジションのタイトルを使って、スマートに検索しましょう。この辺りも、スクールに行けば相談することができるでしょう。
プログラミング独学におすすめのサイトや本【フロントエンド】
上記で述べたように、僕はエンジニアとしてキャリアチェンジを狙う方にはプログラミングスクールをおすすめしていますが、転職を急がない若い学生さんや、どうしてもお金がない方のために独学のためのロードマップ(【現役エンジニアによる】未経験からフロントエンドエンジニアになるには)も作りました。その記事の中で、おすすめのサイトや、オンラインコース、勉強するべき言語、フレームワーク、本などを紹介しています。
これは、モダンなフロントエンドエンジニアになるためのロードマップです。ですので、バックエンドエンジニアになりたい方は、あまり参考にしてはいけません。
なぜか多くの日本語のプログラミング関連のブログ記事では、いまだにWEB系の仕事ならば、PHPやRubyから勉強するのがオススメだと書かれています。僕のオススメは「JavaScript」です。世界のトレンドは、今確実に「JavaScript」だからです。
正確には「独学」か「スクール + 独学」というのが正しい比較
よくプログラミングスキル習得に関して、スクールか独学かという比較を目にしますが、正確には「独学」か「スクール + 独学」です。
スクールにいっても、全ての分野をカバーするのは不可能ですし、スクールの数ヶ月間が終われば、その後、新しい技術を必ず独学することになります。そうでなければエンジニアとして生きていけないでしょう。
プログラミングの学習の初期段階であるほど、スクールに入る価値はあるでしょう。プログラミング学習の型もなく、挫折する可能性の一番高い時期に、上記で述べた様々なサポート受けることができるからです。スクールがあなたの成長を加速してくれるでしょう。
まとめ:プログラミングを学習し転職を狙うのならば、プログラミングスクールの後に独学するべし
まとめますと、未経験からエンジニアを目指す場合には、まずは、プログラミングスクールに通い、プログラミングの基礎、型を爆速で身に付け、その後に興味のあるプログラミングのエリア、言語、フレームワークを独学するのがおすすめです。途中で挫折しないためにも、スピード感も意識して行動することが大切です。
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