どうも、現在オーストラリアのシドニーでエンジニアとして働いているワタです。オーストラリアに来る前は、日本の川崎汽船で約3年働いて、シドニー移住後は、伊藤忠商事の豪州現地法人で約半年、その後は、オーストラリアの現地企業で働いています。これまで、3つのオーストラリアの企業で仕事をしてきたので、今日は、オーストラリア企業での正社員(フルタイム)の働き方、待遇などについて紹介します!
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有給休暇は年間4weeks【Annual leave】
有給休暇は4週間あります。みんなさん、全て消化します。日本のように有給消化してないので溜まりまくってるよというようなことは聞いたことがありません。
転職の頻度も激しいことから、入社後数ヶ月は有給がほぼない状態となりますが、前借りで有給休暇を取得している強者をいます。この辺りは、入社前の交渉次第でどうにでもなります。
これに加え祝日もありますので、僕は毎年のように2週間の休暇を3回取っています。日本に1週間滞在し、少々慌ただしく家族や友人に会い、残り1週間は近隣諸国のタイやベトナム、フィリピン、カンボジアあたりでのんびり過ごしてオーストラリアに帰ります。
病気のための有給休暇は別に年間10days【Paid sick & carer’s leave】
人間ですので、年間に数日は風邪を引くでしょう。そんな時には、普通の有給を使う必要はありません。こちらの「Paid sick & carer’s leave」を使うことができます。ちなみに、「& carer’s leave」となっているように、本人だけでなく、自分のパートナー、子供、両親、孫、兄弟姉妹、一緒に住んでいる人の体調が悪い時などで介護が必要な時にも取得可能です。
例えば、子供が風邪で病院に連れて行くなどの時に取得できます。
オーストラリアでは、ファミリーファーストです。仕事はその次です。
勤務時間は9時〜5時が基本
全ての会社とは言いませんが、基本9時〜5時です。今の会社でも、9割の人が、5時半には会社を出ています。5時ぴったりに帰る人もいるので、5時前から帰る準備をしているのでしょうか。笑 バンコクで働く方の記事で似たような記事を読んだことあります。つまり、日本人は、真面目なのです。
大手銀行で働くエンジニアの友人は、銀行のシステムの万一の障害に備え、スタンバイというものがあり、交代で5時以降も働くことがあるそうです。そんな場合には、翌日の始業時間で調整されたりします。サービス残業というものはありません。
日本の大企業のようなボーナスは出ない
一般的にオーストラリアのフルタイム(正社員)の給与体系は、年俸ベースです。たまにボーナスをだす企業もありますが、日本のように6ヶ月分ね!ドン!というとこは稀です。出ても、年俸の10%ぐらいが平均的な額でしょう。ボーナス出ないのは寂しいですが、年俸自体が高いので、金銭的には満足しています。
転職するのは当たり前【人材の流動性が非常に高い】
日本の大企業出身だと、オーストラリアの労働市場は驚くほど転職が激しいと感じるでしょう。今の会社では、リストラクチャーが行われたこともあり、半分以上のメンバーが入社一年以内という状況です。
折角親しくなった会社の仲間が、突然転職したりするので、寂しい時もありますが、人材の流動性が高いことは組織の最適化に繋がるはずですので、良いことだと思います。