さて、海運(船会社)の川崎汽船を紹介するシリーズ4は、年収と福利厚生についてです。正直、サラリーマンの中では、かなり良い方だとは思います。入社して、どんなに仕事ができなくても、年収1,000万円は超えるようになっています。
元社員による川崎汽船の紹介シリーズは、以下のような構成となっています。
- 【元社員による】川崎汽船で働くとは【シリーズイントロ】
- 【元社員による】川崎汽船で働くとは【業務内容】
- 【元社員による】川崎汽船で働くとは【採用フローと採用大学】
- 【元社員による】川崎汽船で働くとは【年収と福利厚生】(このページです。)
- 【元社員による】川崎汽船で働くとは【まとめ】
下記、項目別に見ていきましょう。
ちなみにこれから紹介していくのは、陸上職員の総合職の場合です。船会社の採用には、海上職という船員の方々を採用するコースもあります。
【川崎汽船の年収と福利厚生】給料
3年ごとに給料がグン!と上がるイメージです。
賃金上昇カーブを見たことがあるのですが、比例ではなく、指数関数的に上昇していきますので、長く勤めるほど給料の上昇幅も大きくなるように設計されています。
つまり、長く会社にいればいるほど、金銭面の恩恵が得られるという仕組みです。なかなか上手いですね。
下記、私のいた頃の基本給です。四季報とかにも掲載されているんですかね?
- 1~3年目:23万円/月
- 4~6年目:28万円/月
*参考20年目、課長レベル、年収1,200万円(ボーナスにより多少前後)
という感じで上昇していきます。
基本給だけみると意外と少ないように見えますが、これに残業代、ボーナス、家賃手当と、すべて基本給の上昇とともに基準額があがっていきます。
課長になるのはそこまで難しくないようですが、部長となると急に難易度はあがり、ここから年収に差が出てきます。これは、他の組織も同じような感じだと思います。
ボーナスですが、完全に純利益次第です。個人のパフォーマンスによる差は、ほぼなしと考えてOKです。入社数年の若手で年に額面200万とかでるときも数年前にはあったようですが、今後はここまで出ないでしょう。僕の勝手な予想です。
Amazonも物流事業に進出し、飛行機、船をバンバン飛ばしていると聞きます。今後は、どこまでスピード感をもって海運事業を自動化できるかにかかってくるでしょう。
海運はどうしても規模の商売となりますので、海外の船会社と戦うためにも、いずれ日本の3大海運、日本郵船、商船三井、川崎汽船が一つになり、One Japan Shipping Compnayとなるかもしれません。コンテナ部門では、もうそれが現実となりましました。
【川崎汽船の年収と福利厚生】残業の実態
私の場合は、月の残業時間は40時間程度でしたので、6時、7時には、帰社していました。少ない時には、20時間とかもありました。8時に出社し、5時過ぎには帰る感じです。
ちなみに残業代は、個人でパソコンで申請するので、すべて申請できました。サービス残業など、一切ありませんでした。
つまり、忙しい部署に配属されるほど、たくさん残業代が支給され、年収も高くなります。。
自動車部門をのぞいて、社員の半分以上は7時までには退社しているイメージです。自動車部門は、飛び抜けて忙しいイメージがありました。忙しい部門は、その分、残業代がきっちりと支給されるので、自動車部門の同期はお金持ちでした。
2015年あたりは、会社的に残業を減らそうという動きがあったり、なかったりしたのですが、その後はがっつりと減らしたようです。
5年間で「残業時間を減らした会社」ランキングというもので、川崎汽船が一位になっていました!
どうせ、サービス残業してるから数字には出ないでしょ。。。という声が聞こえてきそうですが、川崎汽船に限っては、そんなことありません。
【川崎汽船の年収と福利厚生】有給休暇
非常にとりやすいです。
夏休み7日間を一括でも、分割でも取得可能。土日と重ねて9連休としてもokです。個別に取得し、毎週金曜を2ヶ月間ほどお休みにしている人もいました。
新入社員の場合は、有休は年に15日(たしか、年次を増すごとに増加しマックス20日まで増える)ありますが、そのうちの5日間は必ず消化しなければいけないルールです。なんとホワイトなんでしょうか。有給を10日間取得している若手もいました。
普通に、ゴールデンウイークも、正月休みも別にあります。
【川崎汽船の年収と福利厚生】独身寮
私の退社したばかりの2015年頃は、月島荘という、寮(他の企業とシェア。オウンルームあり)と契約したばかりでしたので、なんと月島に住めました。
駅から5分ぐらいです。会社まで、ドアドアで30分です。これで、しっかりと業務に集中できますね。ここは、シアタールームとか、スタディールームとかあり、施設がとてもおしゃれな作りになっています。詳細が気になる方はググってみてください。共同キッチンにヘルシアとかおいてあります。Sonyさんもここに入ってます。
実はこの部屋を借りるのに、一部屋10万円/月します。Sonyの社員さんは月5万で入れるそうです。つまり会社が5万負担しているということですね。やはりSonyさんですね。
一方で、川崎汽船の社員は、なんと月4,000円で、住めました。川崎汽船の福利厚生はすばらしいなと感じましたね。
月島荘とは別に、男性専用の会社の寮がもう一つあります。こちらは、宮崎台駅の近くです。
私は、こちらに大変お世話になりました。通勤時間は会社までドアドアで40分ですね。まあ普通です。物件自体は正直古いです。しかし、管理人の方が住み込みで管理して下さってますので、とても綺麗です。この寮では、朝と夜ごはんセットで500円で食べれます。外食するよりも、寮の手作りごはんの方が好きでした。家庭の味です。また、銭湯のような大きなお風呂もあります。家族の温かさを感じることができる寮ですね。そして、この寮も、家賃月4,000円でした。これがかなり大きかったです。もはや、タダにして、採用の宣伝文句にしてもいいんじゃないでしょうか。
【川崎汽船の年収と福利厚生】まとめ
今回は川崎汽船の年収、福利厚生についてはまとめました。他のサラリーマンと比較しても非常に恵まれていると感じていました。福利厚生がしっかりしているので、存分に業務に集中できる環境です。
次回は最終回ですが、働いてみて私が感じたことを、ざっくばらんに書きます。
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