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【2020/2/29】シドニーにおける新型コロナウイルスの影響を報告

シドニーコロナウイルス

どうも!シドニー在住エンジニアのワタです。

今日は、世界的に流行している新型コロナウイルスによる、2020/2/29現在のシドニーへの影響、会社などの対応、街の雰囲気などをお伝えします。

日本では、「春休みまで全小中高を臨時休業」という政府からの大胆な要請により、かなり慌ただしい雰囲気となってきたようですが、こちらシドニーの街の雰囲気は落ち着いています。この記事を書いている今日、2/29の土曜日には、予定通り世界的なLGBTの祭典「マルディグラ パレード」が開催され、花火の音などもガンガン聞こえています。

これから、オーストラリアのシドニー旅行を計画している人などの参考になればと思います。

Contents

レストラン、ビジネスは通常通り営業中

レストラン、ビジネスは通常通りに営業しています。中国からの観光客が少ない分、気持ち空いているかな〜という印象です。決してガラガラとう感じではありません。コロナウイルスの影響は、現在のところほぼ0と言えます。

シドニーの街でマスクをしている人はほとんど見ない

シドニーでは、ほとんどの人がマスクをしていません。風邪を引いてもマスクをするという習慣がオーストラリアにはありませんので。

通勤電車の中でも、マスクを使用している人は5%もいません。

たまにマスクをしている人を見かけますが、ほとんどが中国系の方です。

オーストラリアの企業の対応

中国や感染者の出ている国からの帰国者は帰国後2週間自宅待機【ワークフロムホーム】

企業によりばらつきがありますが、多くの会社では、帰国後2週間は自宅待機してくださいとなっています。

僕の勤務している会社でも、タイ、フィリピン、中国へ旅行に行った社員がいましたが、帰国後2週間は自宅から仕事をしていました。休暇と合わせると、1ヶ月以上も会社に来ていないことになります。

会社の入り口にハンドサニタイザー設置

オーストラリアでは、ハンドサニタイザーと言いますが、アルコール消毒のことです。会社の入り口に設置する企業が増えていますが、ちょっと観察して見ると、素通りしていくオージーがたくさんいます。。。

シドニーでもマスク、ハンドサニタイザーは品薄状態

シドニーではマスクをしている人が少ないのに、マスクやハンドサニタイザーは品薄状態です。中国の方々が買い占めて、母国中国の家族などに送っているそうです。

先月まで深刻だったブッシュファイヤーの影響もあったかもしれません。ブッシュファイヤーの時の方が、マスクを着用している人が圧倒的に多かったです。

中国人投資家から日本人の支援に感謝の言葉を頂きました

今働いている会社に、投資家兼調達部門トップの中国人の方がいますが、その方から、「コロナウイルスに関連する日本からの支援に対して、中国人は感謝している事を伝えて欲しい」という言葉を頂きました。このワタブログでしっかりと伝えておきます!

日本からの支援が中国ではちょっとした話題となっていますが、その発端となったのが、漢語水平考試(HSK)日本事務局が送付した、「山川異域 風月同天」という漢詩が添えられたマスクと体温計の支援物資だそうです。送ったもの自体というよりも、中国への支援物資に、約1300年前のその国の王族のメッセージを添えていたことに感動したそうです。

ちなみに「山川異域 風月同天」とは、「場所は違っても、同じ自然や志でつながっている」という意味だそうです。この辺りの歴史的背景に興味があれば、中国の「全唐詩」の「繍袈裟衣緑」を読んでみてください。

世界各国のコロナウイルス感染状況

僕は、世界の感染状況をこちらのJohns Hopkins大学のCSSE(Center for Systems Science and Engineering)が作成したグラフで毎朝確認しています。気にし過ぎるのもどうかと思いますが。念の為。日本や、オーストラリア国内だけでなく、感染状況の全体像を把握するのが大切だと思います。

コロナウイルスに対する個人ができる予防策

僕はエンジニアでして、感染症の専門家でもなんでもないので、ここでは国立国際医療研究センターの忽那賢志医師からのアドバイスを紹介します。ネット上のソースのわからない適当な情報に振り回されないようにしましょう。

以下、ポイントをまとめておきます。

  1. 実はマスクが感染症の予防に繋がるという医学的な証拠はない。むしろ、ずっとつけているとマスクについたウイルスから感染することもあるので、使うなら頻繁にマスクを交換するべし。(WHOは、むしろ感染していない人はマスクをしない方が良いという見解)
  2. 咳、くしゃみの症状が出ている人はマスクを使うことで、他人への感染リスクを減らすことができるので、マスクを使用するべき。
  3. アルコール消毒の効果は高い。
  4. 30秒以上の手洗いをこまめに行うこと。
  5. うがいを頻繁に行う。
  6. 食事、睡眠をしっかりととり、免疫力を高めておく。

予防をしっかりしたら、あとは心配しすぎないように生活できたら良いと思います。

ちなみにアメリカでは季節性インフルで死者1万人超え

コロナウイルスばかりが報道されていますが、アメリカでは今シーズンだけで、季節性のインフルエンザによる死者が1.4万人を超えているそうです。これは、アメリカ国内のみでの数字です。そして、今年が突出して多いのかといえばそうでもなく、毎年1万人から5万人の方々がインフルにより亡くなっています。

一方で、全世界でのコロナウイルスによる死者は、2/29時点で3000人以下です。

死亡者数を比較し過ぎるのもどうかと思いますが、コロナウイルスに対して騒ぎ過ぎる必要はないと思います。

やはり寒いと、空気は乾燥しウイルスに感染しやすくなるし、免疫力も衰えがちになるので、僕は年中暖かい、オーストラリアや東南アジアが好きです。

ABOUT ME
Wata
30歳で営業職からエンジニアに転職した者のブログです。 大手海運業→総合商社→ソフトウエアエンジン。現在は、オーストラリアにてエンジニアとして働いています。 未経験からのエンジニアへの転職、フロントエンド周りの技術、エンジニアの仕事環境、趣味の旅行、JAL修行、オーストラリアの情報などを発信しています!

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